ホーム  >  活動報告

REPORTS

最近のリーフチェック報告

辺野古リーフチェック(10/15)無事終了! 結果報告

10/15(水)、悪天候により延期になっていた辺野古リーフチェックを船長含め総勢13名の参加者で行いました。
厳しい海況での調査となりましたが、けが人も出ず無事に終了することができました。
ご参加いただきました皆さまお疲れ様でした。
集合写真

調査風景                               方形枠調査
リーフチェック結果

辺野古沖・中深場10M
【底質】
HC 20%
SC 1.25%
RKC 0%
NIA 0.625%
SP 0%
RC 78.125%
RB 0%
SD 0%
SI 0%
OT 0%
【無脊椎】 ※確認できた調査対象種のみ表示
ガンガゼ  15個体
パイプウニ 11個体
ホラガイ(15cm) 1個体
シャコガイ 10cm未満 2個体
   〃  10cm-20cm 4個体
【魚類】 ※確認できた調査対象種のみ表示
チョウチョウウオ科 9個体
その他のブダイ(>20cm) 31個体
ウツボ 1個体
–追加記録–
調査範囲内にて確認したその他魚類一覧
ブダイ科幼魚(雌) 30個体
ベラ 20個体
ニザダイ 50個体
アイゴ 5個体
ツノダシ 2個体
レモンスズメ 47個体
ヤマブキベラ 32個体
サザナミハギ 53個体
マツバスズメ(子) 10個体
オジサン 12個体
アマミスズメ(子) 30個体
ハタタテダイ 10個体

辺野古沖・浅場3M
【底質】
HC 13.125%
SC 0.625%
RKC 0%
NIA 0.625%
SP 0%
RC 85%
RB 0.625%
SD 0%
SI 0%
OT 0%
【無脊椎】 ※確認した調査対象種のみ表示
ガンガゼ 15個体
パイプウニ  3個体
シャコガイ 10cm-20cm 1個体
【魚類】 ※確認した調査対象種のみ表示
チョウチョウウオ科 4個体
その他のブダイ(>20cm) 39個体
ハタ科 4個体
–追加記録–
調査範囲内にて確認したその他魚類一覧
サザナミハギ 85個体
ニジハギ 3個体
ニザダイ科 80個体
ヤマブキベラ 49個体
レモンスズメ 38個体
ツノダシ 12個体
ヒメジ 6個体
サザナミヤッコ 1個体

–追加記録2–
調査エリアで確認した造礁サンゴ(属レベル):
ハナヤサイサンゴ属(ヘラジカハナヤサイ、イボハダハナヤサイ)、ミドリイシ属、アオサンゴ、コモンサンゴ属、ハマサンゴ属、ハナガササンゴ属、リュウモンサンゴ属、ムカシサンゴ属、アミメサンゴ属、アザミサンゴ属、コモンサンゴ属(被覆状)、クサビライシ属、ナガレハナサンゴ属、アナサンゴモドキ科(被覆状)、サザナミサンゴ属、アミメサンゴ属(柱状)、ハナガタサンゴ属、アナサンゴ属、ヨロンキクメイシ属、キッカサンゴ属、ダイノウサンゴ属、イボサンゴ属、スリバチサンゴ属
–追加記録3–
調査範囲で確認したソフトコーラル:スナギンチャク、ウミキノコ属、カタトサカ属

ヘラジカハナヤサイサンゴ                    アオサンゴ
その他の写真はこちら
調査コメント・感想1 (by:棚原さん)
10mライン調査終盤ボートの上がる頃にはうねりが大きく中止の状況にまで海況が変化していました。浅場を先に調査をしたことがラッキーでした。
データにもサンゴ被度の回復が記録されていますが、RC調査意外の項目ですがサンゴ礁の回復兆しの変化で気になることがありましたのでメモしておきます。

浅深の2つの調査ライン範囲を含む付近の生きサンゴの枝間のサンゴガニ類やカサゴ類、スズメダイ類を見ることが出来ました。
ヘラジカハナヤサイサンゴの30cmの大きめものには、イシガキスズメダイの成魚と幼魚を、サンゴの枝にはスズメダイがサンゴポリプを殺して海草を養殖しているイトグサ類の親指の爪ほどの面積の小さな海草パッチがあり、食用にしたり、今月末ころまで産卵床として利用するが、今回、卵魂は見つかりませんでした。また、別のサンゴ群体のサンゴの上や枝間には、ホシゴンベ-2個体、ヒメゴンベ-1個体、カスリフサカサゴ-1個体。
サンゴガニの仲間は10cm以上の大きさのミドリイシ類親指状の枝間で数種類のサンゴガニの仲間が6個体。集中して見た訳ではなが、今年は枝間の生き物が多いようだ。こんな小さなサンゴの隙間で両腕を大きく広げバンザーイしてサンゴを守るサンゴガ二がいるとはとうれしくなる。早く大きくなーあれ。

ハナヤサイサンゴの一種とサンゴガニの仲間         ハナヤサイサンゴの一種とヒメゴンベ
(写真提供:棚原さん)
調査コメント・感想2 (by: マッキーさん)
予定が伸びてしまった辺野古沖のRCが無事終わった。毎年高いウネリが発生するポイントだが、今年は例年よりかなりきつかったかも知れない。しかし総勢13名もの参加者が揃ったことは頼もしかった。確か2004年辺野古沖RCでこのポイントに初めて潜ったのが、僕の初めてのRCの参加体験でもあった。記念すべき場所である。
昨日の辺野古沖は、高いウネリこそ発生したが、水中はかなりの透明度を持っていた。久々の魚類の担当は楽しい。調査ライン敷設後の一番乗りの特権がある。ブダイが舞っている。ハゲブダイ、イチモンジブダイ、クロスジブダイなどだ。あまり大きな固体は見られない。次に目に付いたのは、ベラの仲間でポピュラーなヤマブキベラだ。ひょいひょい泳ぐ独特の動きが面白い。
ニザダイの仲間のナガニザやコクテンハギ、そして小型のスズメダイの仲間たち。気持ちよさそうに泳いでいるが今日のウネリは水中でもウネッテいる。人間がじっとしていることはちょっと無理だ。何かに掴っていなければ流されてしまう。
このちょっと厳しいダイビングの最中に頭を過ぎったことは、元気に楽しそうに泳いでいる魚たちだが、この魚たちはRCのリストの欄外の魚たちだと言うことだ。メガネモチノウオやカンムリブダイなんてもう十何年も地元の沖縄では目にしたことが無い。しかし、今は磯つりのファンで賑わっている残派岬は、かつてメガネモチノウオを必ず見ることのできるダイビングポイントとして、ダイバーには人気のスポットだったこともある。わざわざパラオまで行かなくても、この沖縄で見ることが出来たのだ。きっと辺野古沖のこのリーフも同様だったに違いない。まばらだが、確実に再生の兆しを見せてくれている辺野古沖のサンゴたちだが、いつの日か、巨大なアオブダイやカスミチョウチョウウオの大きな群れを呼び寄せる時が来るのだろうか?!そんな未来が待っていることを信じて、リーフチェック活動を続けていこう〜〜 微力でもサンゴたちを守る立場で生きていこう〜〜波酔いの水中でそう考えた。

大浦湾リーフチェック無事終了! 結果報告

2005年から実施している大浦湾でのリーフチェック調査を9/21無事終了いたしました。
ご参加いただいたダイバーの皆さま、ありがとうございました!

最近のその他の活動報告

大浦湾アオサンゴ調査結果発表(東京)

大浦湾チリビシのアオサンゴ群集の調査結果をまとめ、昨日発表いたしました
この速報レポートは日本自然保護協会のウェブサイトからダウンロードできます。
「沖縄島・大浦湾における アオサンゴ群集 合同調査 レポート(速報)
 〜生物多様性豊かな辺野古・大浦湾の海〜」
・ 合同調査 レポート(速報)
・ 合同調査 レポート全文 (PDFファイル/1281KB)
会見の様子がQAB(琉球朝日放送)、OTV(沖縄テレビ)では昨晩放送されました。以下のウェブサイトより動画も見られるようになっていますが、動画は1週間ほどの掲載となっています。
1)自然保護団体 基地建設中止するべき
QAB(琉球朝日放送) 7/18放送
名護市の大浦湾でアオサンゴ群の調査を行ってきた自然保護団体のメンバーらが海域での基地建設を中止するべきだと訴えました。会見を開いたのは去年9月に発見された大浦湾のアオサンゴ群を3回に渡って調査してきた自然保護団体や大学の関係者です。メンバーらはこれだけの規模のアオサンゴ群が生息するのは世界的にも珍しいと指摘。基地建設による影響を述べました。国士舘大学文学部地理・環境専攻長谷川均教授は「恐らく現在の環境が大きく損なわれることは間違いないだろうと。生物の分布であるとか、生きようといいましょうか、生息数、その他、何らかの大きく変化が見られることは十分予想されると思います」と訴えました。またメンバーらは『世界海洋生物種アセスメント』でアオサンゴが絶滅危惧種2類に評価されたことも報告し生物多様性の保全の為にも基地を作るべきではないと訴えました。
2)東京で大浦湾のアオサンゴ群落を発表
OTV(沖縄テレビ) 7/18放送
WWFジャパンと日本自然保護協会が東京で会見を開き、名護市の大浦湾で見つかった貴重なアオサンゴについて発表しました。 会見は環境省の記者クラブで行われ、自然保護団体の担当者や国士舘大学の研究者などがアオサンゴ群落の発見について報告しました。沖縄リーフチェック研究会の安部真理子会長によりますと、アオサンゴ群落は長さおよそ50メートル、幅30メートルの大きさで、高さ10メートルほどの斜面に分布する珍しいものだということです。同席した国士舘大学の長谷川均教授は、これほど大きな群落は貴重だと話し、大浦湾の生物の多様性について今後も調査を続けたいとしています。
関連記事
沖縄タイムス7/19(夕刊)

琉球新報7/19(朝刊)

・ 読売新聞(7/19)沖縄・名護大浦湾のアオサンゴ群落、国内最大規模と判明
・ 読売新聞(7/20)大浦湾アオサンゴ群落は国内最大規模・・・自然保護団体など調査
・ 7/24NHK総合テレビ放送 「暮らしの中のニュース解説 『世界のサンゴ礁の危機』」 (解説委員 藤原正信さん)
・080722daily-yoiuri.pdf

第11回国際サンゴ礁シンポジウム(フロリダ7/7-11)発表終了

フロリダにて開催された第11回国際サンゴ礁シンポジウムにてポスター2件を発表終了いたしました。
日本各地で行われたこの10年間の代表的な地点におけるリーフチェックデータの発表と解析を「10 years ReefCheck Surveys in Japan(日本における10年間のリーフチェック調査)」と題しまとめ、時に沖縄本島と八重山諸島のリーフチェック結果の比較に焦点を置いた「ReefCheck Surveys in Japan Focus on Okinawa Area(沖縄海域におけるリーフチェック調査)」を別にまとめ、また後者には昨年9月に発見された大浦湾チリビシのアオサンゴ群集の3次元マップ作成方法も含めました。アメリカサイズでポスター展示場所が広かったので、写真にありますよう、周囲にできる限り多くの写真を展示しました。

沖縄島南部での平和の導線(仮称)整備事業に関する意見書提出(6/3)

沖縄県南部、喜屋武で計画のある「県道平和の道線(仮称)整備事業関する環境影響評価準備書」に対する
意見書(―主に海域生態系の見地から―)を本日提出しました。
文書は以下からご覧になれます。
http://reefcheck.net/ikensho2008/itoman_junbisho_iken_final.lzh