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サンゴは死んでも海の生態系の保全の役に立つのですか?

サンゴは死んでも役に立ちます。死んだサンゴ群体の表面を利用する生物には、ホヤ類や海藻類などの固着性生物、ヤドカリや巻貝類のように移動性の生物がいます。一方で骨格中に埋もれながら生活している種類、例えば穿孔性の二枚貝類(イシマテ、シャコガイなど)やイバラカンザシなどのゴカイ類はサンゴの生死に関わらず、そこを生活の場として用いています。特に穿孔性二枚貝類は、ウニ類やホシムシ類と同様、生物侵食というサンゴ礁生態系において重要な役割を果たしています。サンゴ礁生態系には、死んだサンゴを含む多種多様な生活様式をもった生物が複雑な関わりをもちながら共存しており、これをすみこみ連鎖といいます。

参考図書:「サンゴ礁-生物が作った生物の楽園-」、著者:西平守孝他、平凡社 1995